金曜日の自民党総裁選で日本のマーケットは大荒れ
事前予想では経済緩和の色が濃い高市氏が市場予想では優勢で、マーケットはそれを織り込みドル円、日経平均は大きく上昇
ドル円は146.50を越えて147円に乗せようかというところまで上げていたが、ふたを開ければ決選投票で候補者の中で最も経済に対してタカ派の石破氏が僅差で勝利
この報道が流れた瞬間に相場は反転
日経平均は高値からだと2,700円近い下落幅、ドル円は4円以上の下落幅となり終値で142.15近辺
完全に逆を突かれた形で大幅サプライズとなったことに加え、これまで少し買いに偏ってたことも大きな下落につながった要因か
米市場ではPCEが予想を若干下振れたことで景気減速が懸念されてか、ドル売りとなった為、ドル円は下げ幅を拡大している
テクニカル的には日足のトレンド転換となる高値147.20近辺を越えられずに反転したことから下落トレンドは継続
日足のMAも下抜けたため、週明けもしばらくこの動きは続きそう
ただ、140円台前半には週足の安値が走っており、このラインを抜けるかが大きなポイントとなる
自民党総裁選で上記のような結果となったことで市場はびっくりしているものの、金融政策(増税)は石破氏の主となる政策ではないので、しばらくして落ち着きを取り戻したらこの下落がいい押し目だったという事にもなりかねない
もっともびっくりしたのが発表直後たったことを考えると、週明けから冷静になると下落幅は限定的になるのではないか。
その判断基準として、この140円のライン攻防には注目したい
ここでサポートされ、反転を確認できればロングもありだが、その場合はしっかりと反転を確認したい。
逆に140円を割り込むようなら、138.00近辺までの下落は覚悟したい