【10/16 トルコリラ/円】ドル円連動相場、トルコ概況のポジティブな進展は無し。

米国は本日10/15より銀行が保有する短期米国債を月600億ドルを購入するという、実質的な量的緩和がスタートしました。
NY時間に入りドル円は109円にタッチするような場面がありましたが、現在は押し戻されて108後半で本日はクローズになる予定です。
トルコリラ/円もドル円の動きに連動し一時18.55円付近までの上昇を示現。中国との貿易交渉よりも今日は短期米国債市場の盛り上がりが、結果的にドル円の上昇に繋がったと見ています。

量的緩和では教科書的には通貨の価値は下がる傾向にあるのですが、今回は株価上昇と連動してのドル円の上げという、イメージしたものとは異なったため感情的に違和感を感じる次第。しかし理屈では説明がつかないのが相場であり謙虚さを持って取引を行うには偏見を持たず、ひたすらチャートとの対話という部分に集中したいところです。

私の方は前日にストップを入れていた18.46円は一旦消滅し次のエントリー待ちのスタンスですが、引き続き18.20-18.50円をコアレンジとしており引き続き本日の動きを見てショートでトルコリラ/円は取引を計画しています。

ショート目線の根拠となるのは先日発表になった以下の指標です。

  • 9月失業率は悪化:12.9% (前月12.0%)
  • 8月鉱工業生産(前月比)は-2.8%


と明らかな景気悪化の兆候が見られます。

今週のトルコの経済指標は先のクルド人掃討作戦のニュースで影に隠れがちですが、一旦落ち着き始めると再び国内の経済指標へ市場は目を向けることになるかと考えています。したがってファンダ的には何も変わらず、単純にドルの動きに追従で調整が入れば再び下落に見舞われる可能性が高いのではないでしょうか。

テクニカル的には日足以外の短期ではトレンドは一旦は上昇に転じていますが、日足は引き続きトレンドは消滅しておらず-1σの下限にタッチしている状況です。
ボリンジャーの内側に入り込むか、再度弾かれるようであれば再び売り目線でエントリーを行う予定。

5時現在、ダウの方は堅調となり+237.30ドル上昇。今日の日経はその流れで上昇に転じドルも再び109円を目指す流れを感じます。
トルコリラも追従すると見ていますが、18.50円付近がまだまだ重い。

今週のレンジ、18.00-18.60円の相場目線は変更なしです。
Trend AnalysisTRYJPY

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